バイヤーズレポート

新潟 胎内高原ワイナリー
人の思いと自然がつくるワイン

ワイナリー設立経緯

胎内高原ワイナリーは、新潟県北部の胎内市が運営するワイナリーです。
元々新潟県の事業により山を開墾してフルーツパークにする構想があり、様々な果樹、植物が植えられましたが、その中でぶどうが土地に合い上手く育ったことにより、ワイン事業が始まりました。

胎内ワイナリー

ワイン事業を立ち上げるにあたり、当時の村長(合併前:黒川村)が、本物志向のワインを造るという構想の下、尽力したと言われております。2003年に畑を開墾し、2007年に創業したまだ新しいワイナリーながら、ツヴァイゲルトレーベ種から造られた赤ワインが日本ワインコンクールで連続金賞受賞するなど、ワインジャーナスト、ソムリエ等専門家からの評価も高く、注目度が年々高まっています。
新潟県外の卸ではイズミックのみが特約を頂いており、2015年より取扱いを開始しております。

胎内の自然環境

胎内市は、海、田園、山と川に囲まれた大自然に恵まれた土地で、ぶどう畑は胎内市の町並みや日本海を見下ろせる美しい眺望の蔵王山の中腹、野鳥のさえずりや虫の音が聞こえる自然の中に広がっています。標高は高いところで250m。6ヘクタールの畑には、ツヴァイゲルトレーベ、メルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランが主に栽培されています。

胎内の自然環境

ぶどうは無肥料、無化学農薬、無除草剤、不耕起の草生栽培方法が採られています。
無農薬で育てられるのには、山から海に抜けていく「だしの風」と呼ばれる山風と海風によって乾燥が保たれるという環境も一役買っています。また、昼夜の寒暖差がある為、ぶどうの生育にとって良い環境が生まれています。
土地は元々花崗岩を含む粘土質ですが、海風に乗って砂など堆積岩が運ばれ、複雑性を増しています。

風土が思い浮かぶワイン

胎内高原ワイナリーでは単一品種のワインの他、主力商品として「アッサンブラージュ」シリーズを製造しています。このシリーズは品種の個性を際立たせるのではなく、栽培主要品種のブレンドにより土地・気候・風景が目に浮かぶような、胎内のロケーションそのものを表現したワインです。
「酸が穏やかで、完熟したぶどうのやわらかく、やさしい味わい」が特徴です。
胎内高原ワイナリーでは胎内の町の風景、空気、土の匂い、人々の暮らしが思い浮かぶような、ワイン造りを目指し、ぶどうに余計なものは与えない、その代わり手間を惜しまず大切に手入れした自園の葡萄のみからワインを造るという、シンプルかつ丁寧なワイン造りが行われています。

胎内高原ワイナリーのぶどう栽培

ブドウ栽培に采配をふるう佐藤彰彦さんにお話を伺いました。

化学合成農薬を使わず自然のまま育てることを心がけている栽培担当 佐藤彰彦さん

化学合成農薬を使わず自然のまま育てることを
心がけている栽培担当 佐藤彰彦さん

この畑のぶどう栽培の特徴を教えてください。

佐藤さん このあたりの土はとても複雑です。花崗岩が母岩ですが、海が近いので堆積岩があったり、砂の層があったり、粘土の層があったり、すごく複雑な土壌ですね。その中で、ぶどうを、極力人為的ではなく、自然のまま育てたい、という前提があります。なので、土も人間が耕すのではなく、自然に生えてきた草の根に耕してもらっているんです。草と生きる、と書いて草生栽培といいますが、極力人の手をいれずに自然のままを心がけています。
ここは、山の上からの「だしの風」という強い風が吹くんです。この風で枝が折れたり、といった被害もありますが、そのおかげで乾燥状態をたもてて、病害虫にやられにくい。だから化学合成農薬を使わなくても、自然由来のもので十分効果があります。肥料もまったく使っていないので、ほとんど自然そのままに育っています。

雪深い新潟でのぶどう栽培ですが?

佐藤さん ここは、冬場、2メートルを越える積雪になります。畑も山の中にありますので、冬はとても畑には入れません。そのため11月には、二万本の木の剪定を済ませて積雪に備えます。雪が積もる12月から3月まで、畑は、雪の中で「冬眠」です(笑)。これも、この畑ならではだと思います。
春、3月になったら畑に入って雪かきをして、雪でたわんでしまった木を起こすところからその年の作業が始まります。6月ごろに開花、秋に収穫をしてワインの仕込みに入ります。

自治体が経営するワイナリー

胎内高原ワイナリーは、国内でも珍しい、地方自治体が直接経営するワイナリーです。胎内市役所でワイナリーを担当する坂上俊さんにお話を伺いました。

ワイン作りが楽しくて仕方ないと語る 胎内市 坂上俊さん (写真中央)

ワイン作りが楽しくて仕方ないと語る
胎内市 坂上俊さん (写真中央)

このところコンクールでの受賞が相次いでいますね。その秘訣は?

坂上さん 私どもは、なにか特別な造り方をしているわけではありません。まず畑をメインに考え、普通のことを真面目にやっているだけなんです。
今、畑にぶどうを植えてちょうど10年たったところです。この間にぶどうの樹も熟成してきて、コンクールでも良い結果が残せるようになってきています。これは、私どもの「畑のポテンシャル」が認められてきたのかな、ととらえています。

自治体が直接運営していることによる特徴はどんなところに?

坂上さん 自治体が直接運営しているワイナリーですので、利益主義にはしることなく、コストがかかってもしっかり真面目に造っていけるというのが良いところだと思います。品質と比較して低価格でワインをご提供できているのかな、と。
おかげさまで最近ではメディアからも注目していただき、年に数回は取材をしていただいています。また、東京のホテルのソムリエさんなどからもご評価いただき、お問い合わせいただくようになりました。

おすすめ商品

2018年8月発売商品のご紹介

アッサンブラージュシリーズは健全な葡萄から丁寧に造られたワインをバランスよくブレンドした、ワイナリーの主力商品です。やさしく奥行きのある味わいは一度飲んだらファンにならずにはいられない!ぜひお試し下さい。

※数量限定になります。在庫状況は担当営業までお問い合わせください。

アッサンブラージュ ルージュ 750ml

※ラベルが変更します

アッサンブラージュ ルージュ 750ml
¥2,200(税別)
メルローとツヴァイゲルトレーベをブレンド。熟したベリー系の華やかな香りと柔らかな渋味が調和して、前菜から肉料理まで活躍します。

アッサンブラージュ ブラン 750ml

※ラベルが変更します

アッサンブラージュ ブラン 750ml
¥2,200(税別)
シャルドネとソーヴィニヨンブランをブレンド。柑橘系の香り、酸味と隠れた甘みとのバランスが整っており、様々な料理と合わせるのが楽しくなる辛口の白。

さらに詳しい内容は担当営業までお問い合わせください。
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